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アーチザンズ・スピリッツのブログ

タイトボンドのはなし(5)

「メラミングルー」「コールドプレスベニヤグルー」

タイトボンドのはなしの第5弾。

今回は、「タイトボンドメラミングルー」と「コールドプレスベニヤグルー」のはなし。

以下のメーカーの説明文を読むと分るように、「タイトボンドメラミングルー」は木材にメラミン樹脂などのプラスチックの板を接着するための接着剤です。
メラミン樹脂とはいわゆるプラスチックのひとつで、耐熱、耐水、強度にすぐれた性質を持ちます。表面硬度が大きくカチカチとした感じがあります。耐熱化粧板(商品名デコラなど)として使われています。他にも、社員食堂などで使われる食器やトレーなどにも使われています。

「タイトボンドメラミングルー」の使用目的としては、木材に薄い化粧板を接着することが想定されています。
化粧板は家具や建具の表面仕上げとしてよく見かけます。
化粧板のように面積の広いものを接着するときには接着剤を塗布するのに時間がかかります。ですから可使時間の長いことが求められます。それから、化粧板を接着したときにすぐにピタッとくっついてしまっては困ります。ずらして位置決めできることも大切です。また、垂直面に塗布しても垂れないような粘度も求められるでしょう。
「タイトボンドメラミングルー」はそのような目的に合った接着剤です。

つぎに「コールドプレスベニヤグルー」について。
これも、以下のメーカーの説明文を読むと分るように、ベニヤ(薄板)を木材などに貼り付けるための接着剤です。
日本人は“ベニヤ”(veneer)について混同している人が多いですが、本来はベニヤとは木材をスライスしたりして作った薄板のことです。ペラペラの薄板一枚(単板)のことをベニヤといいます。これを貼り合わせたものを「合板」といいます。英語では「plywood」です。日本では、単板も合板も混同してベニヤといっています。

「メラミングルー」もそうですが、この「コールドプレスベニヤグルー」もしろうとの人が日曜大工で使うようなことは少ないと思います。
どちらかというと家具職人さんなどのプロ向けでしょう。
単板のベニヤなど通常はなかなか手に入らないでしょうし。
ベニヤの化粧板を貼って仕上げると作品は格段に見栄えがよくなります。中身はMDFや合板でも、表面だけでは無垢材と区別がほとんど付きませんから。


さらに詳しいことを知りたい方はメーカーのサイトをぜひご覧ください。
タイトボンドのメーカーのサイトはこちらです⇒  http://www.titebond.com/

以下の囲み部分はメーカーのサイトの要約です。
その内容についての問い合わせには私の方ではお答えできませんので宜しくお願いします。問い合わせ等があれば、メーカーの方に直接お願いします。

「タイトボンド」の購入はこちらからどうぞ→ 水性木工用接着剤

●タイトボンドメラミングルー

タイトボンドメラミングルーは、木材、パーティクルボード、MDFなどの多孔質の基材に、メラミン、ビニル、HPL、金属などの人工素材を接着するために設計された接着剤です。初期接着が速いですが、オープンタイムが長いので材料の正確な位置合わせが可能です。
タイトボンドメラミングルーは、水性接着剤です。そのため引火性もなく、臭いもありません。乾燥後は透明になります。水で拭き取ることができます。粘度が高いので流れや垂れが起こりにくいので作業性もよく正確な作業ができます。

タイプ:ビニルアセテートエマルション
性状:液体
色:白
乾燥時の色:透明
固形成分:57%
粘度:12000cps
品質保持期間:12ヶ月(密栓して75°Fの場合)
VOC:3.0g/L
比重:9.1lbs./gallon
チョーク温度:約40°F
引火点:>200°F
凍結-解凍後の安定性:不安定
pH:4.0
使用温度:40°F以上
オープン可使時間:5分(70°F/50%RH)
トータル可使時間:10-15分(70°F/50%RH)
最低使用量:約6milあるいは250平方フィート/1ガロン
圧締圧力:接合面がぴったり密着すればよい(通常、HPLで30-80psi、軟質材で100-150psi、中間材で125-175psi、硬質材で175-250psi)
塗布方法:ローラー、刷毛、プラスチック容器
清掃:グルーが濡れている場合は水で濡らした布で拭く。乾燥後はスクレーパーあるいは研磨して取り除く。

※チョーク温度とは、良く接着できるための最低温度(接着剤・気温・被着剤の温度)を示しています。

接着強度

強度(単位psi)基材破壊率(%)
メラミン-メラミン ラップシアー329100
メラミン-パーティクルボード339100


タイトボンドメラミングルーは、屋外あるいは湿度の高いところでの使用には適していません。構造接着や負荷のかかる接着には適しません。気温、接着剤、被着材が40°F以下のときは使用しないこと。凍結してゲル状になってしまった場合は使用できません。 使用前にMSDSを読んでください。凍結させないこと。子供の手の届かない所に置くこと。


●タイトボンドコールドプレスベニヤグルー

タイトボンドコールドプレスベニヤグルーは、ベニヤ(薄板)を広い面積の平面に接着するためのコンタクトセメントに変わる高品質で経済的な接着剤です。木材と木材、パーティクルボード、MDF、合板ほか多孔質の基材との常温での積層接着用として開発されています。
セット時間は中程度で乾燥後は透明になる接着剤です。多くのコンタクトセメントのような有害な臭いもありません。また、オープングレインな薄板や裏当てされていない薄板の表側へにじみ出ることもありません。

タイプ:ポリビニルアセテートエマルション
性状:液体
色:タン
乾燥時の色:ダークブラウン
固形成分:42%
粘度:4500cps
品質保持期間:6ヶ月(密栓して70°Fの場合)
VOC:2.0g/L
比重:9.2lbs./gallon
チョーク温度:約50°F
引火点:>200°F
凍結-解凍後の安定性:不安定
pH:4.9
使用温度:50°F以上
オープン可使時間:15分(70°F/50%RH)
トータル可使時間:15-20分(70°F/50%RH)
最低使用量:約6milあるいは250平方フィート/1ガロン
圧締圧力:100-250psi(基材による)
塗布方法:ほとんどの場合メカニカルスプレッダーを推奨する
清掃:グルーが濡れている場合は水で濡らした布で拭く。乾燥後はスクレーパーあるいは研磨して取り除く。

※チョーク温度とは、良く接着できるための最低温度(接着剤・気温・被着剤の温度)を示しています。

接着強度(Bond Strength ASTM D-905、On Hard Maple)

強度(単位psi)基材破壊率(%)
室温25086
150°F、一晩6560


タイトボンドコールドプレスベニヤグルーは、積層用に開発されていますので目的以外の使用には適していません。屋外あるいは湿度の高いところでの使用には適していません。気温、接着剤、被接着材が50°F以下のときは使用しないでください。凍結は機能に影響しないが粘度が高くなることがある。撹拌すると元の状態に戻ります。使用前にMSDSを読んでください。使用前に攪拌して接着剤を均一にしてください。凍結させないこと。子供の手の届かない所に置くこと。


タイトボンドのはなしはまだまだ続きます・・

タイトボンドのはなし(6)「ポリウレタングルー」「インスタントボンド」

「各種タイトボンド」は次のページで取り扱っています。
水性木工用接着剤


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